キムアネップ岬キャンプ場|湖と夕日と静かな時間

キャンプ場レビュー

キムアネップ岬キャンプ場には、オホーツクでソロキャンプを続ける中でも、特に印象に残っている時間があります。

湖畔の静けさ、夕日の美しさ、そして夜の焚き火と朝の光。そのどれもが派手ではないのに、不思議と心に残るキャンプでした。

このときのキャンプは、特別な目的があったというより、静かな湖畔でゆっくり過ごしたいと思って選んだ場所でした。


キムアネップ岬キャンプ場は、オホーツク海側にある湖畔のフリーサイトのキャンプ場です。

広めのサイトで、繁忙期の8月でも極端に混雑している印象はありませんでした。適度に距離感があり、それぞれが落ち着いて過ごしている雰囲気です。

トイレはウォシュレットはありませんが清掃が行き届いており、水場も2か所あって使いやすい環境でした。

駐車場は広く車でのアクセスはしやすいですが、サイトまでは少し歩きます。ただし荷物運搬用の荷車が借りられるため、大きな不便はありませんでした。

全体として、設備が過剰に整っているわけではなく、必要なものがきちんと揃っている静かなキャンプ場という印象です。


到着後はまず場内をぐるっと歩いて見て回りました。遊歩道のような場所もあり、荷物を下ろす前の時間だけでも少し楽しい感覚があります。

その後、車から荷物を運び込み設営へ。使っていたテントはバンドックのソロベースだったと思います。設営と移動で汗をかき、そのままシャワーを浴びて一度リセットしました。

シャワーのあとテントへ戻る途中で見えた夕日は印象的で、準備の慌ただしさとは対照的に時間がゆっくり流れる感覚がありました。

その後はコーヒーを淹れてひと息つき、焚き火の準備へ移りました。当時はバンドックのロータスを使っていました。


夕方から夜にかけては特に印象に残っています。

焚き火を始める頃には空の色が少しずつ変わっていき、周りもだんだん静かな時間になっていきました。焚き火の炎はその空気に自然と馴染み、特別なことをしていなくても心地よい時間が流れていました。

カメヤマのランタンの光と焚き火だけの時間もあり、周囲の明かりが少ない分、その光がゆっくりと浮かび上がって見えました。

夜ご飯は近くで買ったホッケとホタテを焼いて食べました。新鮮なホッケとホタテはとても満足感のある食事でした。

その後は焚き火を見ながらコーヒーを飲み、ただ火を眺めて過ごしていました。落ち着いた夜だったと思います。


翌朝は少し早く目が覚め、トイレに向かう途中で朝焼けを見ることができました。静かな湖畔に光が差し込んでいく時間で、夜とはまた違う空気がありました。

そのままテントに戻り少し休んだあと、起きると空はすっかり明るくなっていて、青空と朝の風が気持ちよく感じられました。

コーヒーを淹れて、北見の山樹氷のハッカ樹氷を食べながらゆっくり過ごしました。朝ごはんは前日に買ったコンビニのパンでしたが、それでも十分満たされる時間でした。

こうして朝を過ごしていると、またどこかへキャンプに出かけたくなるような感覚がありました。キムアネップに限らず、次の旅が静かに始まりそうな気持ちです。

そして撤収の準備をしながら、またこの場所に来たいと思いながらキャンプ場を後にしました。


キムアネップ岬キャンプ場は、景色がきれいな場所というだけではなく、自分のキャンプの楽しみ方を一段深くしてくれる場所でした。

もちろんオホーツクには他にも魅力的なキャンプ場はありますが、ここは何か特別なことをしなくても成立する時間がある場所です。

焚き火やコーヒーを飲むだけの時間が、そのまま価値になるキャンプ場でした。

派手さではなく、静かな時間そのものが印象に残る場所だと思います。


キムアネップ岬キャンプ場で過ごした一泊は、派手さはないものの静かな時間の良さを改めて感じさせてくれるキャンプでした。

また季節を変えて訪れてみたいと思える場所です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました